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ずんずんのずんずん行こう!改!

日々のこころのあれこれじゃよ

ソーシャルネットワーク時代のインテグリティ

コラム50本ノック

これは、言論プラットホームアゴラ様

に投稿しようとしたら、実名じゃないと投稿できないらしく、

こ、こんな中2病爆発させたのに...!!

と思いもったいなかったので、ここに貼付けておきます☆

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SNSの普及により、私たちは人間関係は消費される物と薄らぼんやりと気付き始めている。

会社でPCの前に座っているだけで3人知り合いが増えて行くという夢の様な状況の中、私達が従来、特定の個人、コミュニティに示していた誠実性はどこに行ってしまったのだろうか。

誠実さは英語でintegrity(インテグリティ)と訳される。アメリカの著名精神科医ヘンリー・クラウド博士はその著書「リーダーの人間力 人徳を備えるための6つの資質」でintegrityの要素を6種類に分類している。

integrityはアメリカでは経営者が持つべき資質の重要な1つだとされている。ここではその詳細は述べないがヘンリー・クラウド博士はintegrityの要素の一つとして信頼を築く能力をあげている。

信頼を築く難しさは私たちは誰でも良く知っている。他の人と関わりの中、気遣い、共感し、助け、時には自らの弱さをもさらけ出す事で信頼関係は築かれていく。

しかし今は前述のように人間関係が消費される時代である。PCの前に居るだけで3人知り合いが増えて行き、特定の1人に3時間、時間を費やす必要はない。

人間関係は使い捨てであり、首尾一貫した言動も必要なければ、義理を果たす必要もない。批判に耳を傾けて心を害する必要もない。

リムーブとブロックによって私達は多少の罪悪感を感じながらも自分好みのコミュニティを幾らでも作る事ができる。

その代償はなんなのか。

SNSは自己主張が強い者が優位性を得る事が出来る媒体である。印象は純化され、ブランディングに成功さえすれば、その者の誠実性が一部に批判されたとしても、やがてその声は、時間と共に大多数によってかき消されていく。

しかしSNSは陳腐化しやすい媒体でもある。人々は飽きやすく流されやすい。自身というコンテンツが陳腐化した時、人間関係を消費した代償が支払われる。

そこに残るのは、自身の成長性も発展性も訪れない純粋な「時間の浪費」である。

来年以降SNSの普及はさらに広まり人間関係の消費の傾向も加速する事だろう。多くの人は、時間の浪費とコミュニケーションのミスマッチに悩まされていくのではないだろうか。

21世紀は絆の時代である。3.11の時多くの人がそれを感じたはずだ。SNSは媒体に過ぎないが、そこに築かれた人間関係はかけがえのないものになるはずだ。

時間の浪費を止め、この普遍的でありきたりな素養を得た時、私たちはSNSの中でセルフブランディングとはまた別の暖かなコミュニティと絆を築いていけるのではないか。

失われつつあるintegrityの自覚こそが、SNSを自己承認欲求と自己愛を満たすためのツールから、自己成長の場へ変化される手段であり、ソーシャルネットワーク時代に必要な個人の素養として重要視されていくことだろう。

おしまい。