こんにちは!ずんずんです。
老後の資産形成に関して「およそ2000万円が必要になる」などとした審議会の報告書を取りまとめた担当局長が退任する昨今です。
結局老後に2000万円いるのか、いらないのか!どっち!?
と言われれば、
いるんだよ…!!!!!
実を言うと年金制度はもうだめです。
突然こんなことを言ってごめんね。
でも本当です。
まず高プロがきて、
終身雇用制があぼんします。
それが終わりの合図です。
ちなみに2040年の人口ピラミッドはこんな感じだそうです。
虐げられてきた氷河期&ロスジェネが ピラミッドの頂点に立ち、老害と化すのか…。
私より若い世代よ、支えてくれてありがとう…。
などと言っている場合ではありません。
なんせ、私のブログは高校生も読んでいる(なぜだ)
若者にこの混迷の時代を生き抜く術を与えて、
年金を払ってもらわねばならぬ…。
というわけで、今日は金の貯め方について書いていきたいと思います。
わかりやすく(?)アリとキリギリスで説明していきたいと思います。
現代のアリとキリギリス
あるところに、ややイキッたキリギリスと苦労人のアリがいました。
イキッたキリギリスは親の脛をかじり、中堅私立大学を卒業しました。
苦労人のアリは、親に迷惑をかけまいと奨学金を借り、地方の国立大学を卒業しました。
二人とも、就職浪人することなく無事就職し、新卒時のスペックは図1のようでした。
キリギリス氏は、残業代込みの年収400万円の渋谷のイキったIT企業に就職し、己のアーティステックな面を生かせる企画職につきました。
アリ氏は「やっぱりジャパンは物づくりだろ…」とふんわりとしたことを考えて、メーカーに就職し、そのまま地方に飛ばされました。
アリ、怒る
キリギリス氏は
「んまあ、実家からも通えるけど、社会人になったら一人暮らしっしょ」
と言って渋谷の近くで1Kを借りて一人暮らしを始めました。
アリ氏はいきなり地方に飛ばされたので、寮暮らしになりました。
多分、群馬か茨城あたりです。
アリ氏は俺の人生を悔やみました。
正しくはアリ生かもしれません。
アリ氏「畜生…!!!俺はコリドーでウェイ!とかやりたかったのに、なんでこんな田舎にいるんだ!地方から出てきたのに、どうして田舎から田舎に飛ばされるんだ…!!!」
しかし、嘆いている場合ではありません。
アリ氏には、奨学金という借金があるのです。
すぐに会社を辞めるわけにはいきません。
それに数年すれば、東京勤務になれるとかなれないとか…人事が言っていたような言わないような…。
アリ氏は幼馴染のキリギリスのことを思い出しました。
そう、ここで突然、二人には幼馴染の設定が加わったのです。
アリ氏「こないだの小学校の同窓会(※昆虫小学校)でキリギリスの野郎は渋谷のIT企業に就職したとかイキってやがったな…くそ…!あいつより絶対金持ちになってやる…!」
とは言え、アリ氏は図1のように年収320万円(ボーナス込み)で年金や住民税等を引かれた後の手取り年収は250万円ほどです。
今の時代、平均的といえば平均的ですが、ビックな金持ちになるには中々遠い道のりです。
しかしながら、アリ氏は寮生活でした。ここに勝機はありました。
寮の家賃は1万5000円で水道光熱費込み、しかも食事までついてきます。
えっそんな会社今どきあるの?
と皆さん驚かれるかもしれませんが、
意外とびっくりするほどありますので調べてみてください。
アリ氏「普通の人より俺は圧倒的に家賃が安いはずだ。この浮いた分を貯蓄に回したり…そうだ!投資をしよう!」
しかし、いきなり投資といっても、右も左もわからないまま投資をするのは無謀すぎます。
アリは母親(※女王アリ)の言葉を思い出しました。
「わからないことがあったら本を読むのよ」
ちょうどこないだ感動したTEDのスピーチでも本を読めば大体解決するようなことを言っていたような…。(言ってませんがいいスピーチなのでみんなみてください)
Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo
というわけでアリはお金に関する本を読み始めました。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
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ついでにインフルエンサーがすすめる本なども読んでみました。
そこでアリ氏はNISAとiDeCoの存在をしりました。
よくわかんないけど
積み立ててお金を投資していけばいいんやな?
ということがわかりました。
地道なところがアリにはピッタリでした。
アリはiDeCoで海外株式投信で3%利回りを目指し、NISAで0.5%利回りを目指し、
月々5千円づつ積み立てることにしました。
あと、アリは保険も必要かな?と考え、一番手軽で保証のよさそうな共済に入ることにし、ケータイは格安ケータイにすることにしました。
キリギリスは「社会人ならiPhoneっしょ」と月々の割賦で購入し、「まだ若いしなぁ」と特に保険は入りませんでした。
その結果、
アリとキリギリスの月間収支は図2のようになりました。
手取りの計算はこちらを参考にしました→https://heikinnenshu.jp/tokushu/tedori.html#chapter3
3年後の2匹…
それから3年が経ちました。
キリギリスは
「うちの会社、残業多いし割にあわねぇよ!!」
と言いイケベン(※イケイケのベンチャー)に転職をしました。
その結果、年収は480万円になりました。
キリギリス氏「年収も上がったし、もうちょっと広いところに引っ越すかな♪」
とキリギリスは家賃7万円の1Kから8.5万円の1DKのちょっと広いところに引っ越しました。どこに住んでるんやろ。
アリは相変わらず同じメーカーに勤めていましたが、ついに東京勤務になることができました!やったね!
お給料も年収320万円から340万円とちょっとあがりました。
結構いい会社じゃねぇか…。
しかし、相変わらず寮住まいで、寮は東京のイケてない場所に位置しています。
アリ「ふぅ~こんな男子寮に住んでて俺は結婚できるのかなぁ…」
アリはどんよりとした気持ちになりました。
働きアリは雌ですが、
そういうサイエンティフィックなことは、
ここではどうでもいいのです。
しかし、ここで3年後の二人の貯蓄を見てみると図3のようになりました。
そう、この時点でアリ氏はキリギリス氏より資産額が多くなっていたのです…!!!
ポイントは
- 安い家賃、水道光熱費、食費
- 格安ケータイ
で限りなく固定費を抑えたところです。
そう、敵は家賃なのです。
そして、積み立て投資をしているため、運用益分、通常に現金で貯蓄するよりも多く資産を保有していました。
イキったキリギリスの末路は…
年収も増え、引っ越しもしたキリギリスの生活は派手になっていきました。
交流も増え、知り合いの外資系保険営業マンに「将来のために保険に入った方がいいよ」と言われ、積み立て型の保険にも入りました。
相変わらずアリ氏は地味に生きていました。
ちょっとぐらい派手に生きてほしい…。
私もかわいそうになってきました…。
その結果二人の月間の収支は図4のようになりました。
この生活があと3年続くと2匹の資産額は図5のようになります。
28歳でアリとキリギリスはこれだけお金を貯めてたら大したもんだ…。
ちょっと多く見積もりすぎた感はありますが、昆虫の世界には同級生が立て続けに結婚してご祝儀貧乏になったり、親が急に病気になったりしない世界なのです…。
ちなみに、こちらの貯金実態調査によりますと、
貯金年数が6年で平均550万円ぐらい貯金しているらしいです。
まじかよ!!汗
そうするとキリギリスはちょっと平均より少ないぐらいで、アリは質素倹約の成果がでた結果となります。
30近くで500万円ない人は焦れ。
そしてアリは…。
アリはいつものように寮に帰ってきました。
両隣は同期が住んでいて楽しい毎日です。
しかし、このままでいいんだろうか…。
そう思った時、アリはスマホから自分のネットバンキングを開きました。
あれ?俺、結構金があるな…?
とその時アリは気づいたのです。
あと少しで1千万円にたどり着くかもしれません。
このまま10年頑張れば2千万円もたどり着くことでしょう。
アリ氏「2千万円…」
アリは脳裏であの漫画を思い出しました。
この漫画です。
アリ氏『あと10年がんばるのか…』
ふうぅっとアリは深いため息をつきました。
そんな時です。
スマホがピロピロピロ!とけたたましく鳴りました。
画面を見てみると知らない番号からです。
アリ氏「なんだ…?」
???『コンニチハー!』
アリ氏「だ、誰です!?」
電話の向こうからは片言の日本語が聞こえてきました。
???『ワタシ、ヘッドハンターデス』
アリ氏「ヘッドハンター!?」
ヘッドハンター『あなたの履歴書ミテ電話シマシタ』
アリ氏「え?そういえば昔に転職サイトに登録してたような…」
ヘッドハンター『中華系メーカーが若手をサガシテマス。ユー、来ない?』
アリ氏「えぇ!?中華系!?!?ぼ、ぼく中国語できませんし…」
ヘッドハンター『なんとかなるなる』
アリ氏「軽いな!」
ヘッドハンター『年収1500万円のポジションです』
アリ氏「年収1500万円!?!?!?!」
アリはびっくりしました。
1年で1500万円かせげるだと…!?
そうしたら2千万円の貯蓄なんてあっという間ではないでしょうか。
アリ氏「で、でも中華系の企業って使いつぶされて終わりってよく聞きますけど…」
ヘッドハンター『ソウダヨ』
アリ氏「あっさり肯定!!!そんなの嫌ですよ!!」
ヘッドハンター『でも今の会社でも同じジャナイ?』
アリ氏「……!!」
アリは言葉を詰まらせました。
確かに今の会社でコツコツコツコツお金を貯めていくのも人生が使いつぶされていくような気もします。しかし、いきなり中華系の企業に転職というのも…。
アリ「うぅ…」
ヘッドハンター『ド、ドウシマシタ!汗』
アリ「もう会社勤めなんて嫌だぁ…( ;∀;)」
アリは泣き出してしまいました…。
それから10年後…。
それから10年後…アリとキリギリスはどうなったのでしょうか?
アリは中国系企業に転職したのでしょうか?
キリギリスは転職を繰り返して年収を増やしていけたのでしょうか?
人生(昆虫生)はそんなに甘いものではありません。
急なリストラ、急な合併、
突然の給与制度の改定
病気や事故…
保活の失敗…
人生には何があるかわかりません。
今からでも遅くはない!!!
NISAでもiDecoでも現金でもいい!
資産を蓄えるんだ…!!!
それが未来の自信につながるはずです。
不憫なアリのつづきはこちら!↓
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