ずんずんのずんずん行こう!改!

日々のこころのあれこれじゃよ

評価されない「可哀想な」私を救え!

ずんずんさんが仕事を終え、オフィスの壁掛け時計を見ると、

時計の針はもう24時近くを指していました。

最近おうちに帰るのはいつもこんな午前様です。

チームのメンバーはいつも先に帰ってしまいます。

ずんずんさんは、人気のないオフィスでひとりぼっちになった気分になって

さすがにうるっときました。

なぜこんなに仕事があるのでしょうか?

自分の仕事のやり方が悪いのでしょうか。

がんばってもがんばっても、誰も褒めてくれません。

それどころか、

上司のお気に入りは、

要領のいい声の大きい同僚子で、

自分はないがしろにされている気すらします。

あたし、どうして働いているのかしら、

そう気分の落ち込んだ時、

同じ様に夜遅くまで残業をしていた営業さんがずんずんさんのデスクの側を通りかかりました。

営業さん「いやー!ずんずんさん、おつかれさまです!いつも遅いですね!」

ずんずんさん「いやいや、そんな営業さんだって遅いじゃないですか」

営業さん「いやいや、僕なんてずんずんさんに比べればまだまだですよ!無理しないで下さいね!」

そう言って、営業さんは帰っていきました。

こうやってねぎらいの声をかけてくれるのは営業さんぐらいのものです。

ていうか、あれ営業トークだし。

あれ?

と、そこでずんずんさんは思いました。

営業さんは人を見るのがお仕事です。

だからずんずんさんが夜遅くまで頑張っているのを見てくれているのです。

では、上司は?

上司は人を見るのはお仕事ではありません。

そうか!

評価されていないんじゃない!

上司はどれだけ私が頑張っているか知らないんだ!!!

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せっかく人生の大半を仕事に費やして頑張っているんですもの、

仕事で評価されたいですよね?

ですが、残念な事に上司も忙しいんです。

自分の業務に追われ、

あなたの事なんて見ていません。

それに、上司にとって、あなたは

部下その1

みたいなものです。とるに足らない瑣末な存在なのです。

そんな相手に、

私、こんなに頑張ってるのに!わかってくれない!

と、心の中で思ったとしても伝わるわけがありません。

上司は、あなたのお母さんでもお父さんでも兄弟でも姉妹でもはたまた三軒となりの幼なじみのあの子でもありません。

あくまで他人です。

そんな相手に、

私の事....何も言わずに分かって....!!

だなんて絶対に無理ですよね?

自分の思っている事と相手が思っている事には必ず齟齬が生じます。

そこを埋めていくのがコミュニケーションです。

自分凄い!頑張っている!と思っていたとしても、

上司は

こんな事にこんな時間つかいやがって、クソが

と思っているかもしれません。

評価されるという事は、

相手の期待に自分の行動がマッチしているか?

という事が第一前提です。

その上で、

相手の期待を上回った時、

初めて評価されるようになるのです。

では相手の期待とは何か?そしてそれを上回るとは何か?

ずんずんさんの例を見て行きましょう。

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ウォーター!!

ずんずんさんは心のなかでヘレンケラーのごとく、叫びました。

上司はずんずんさんのがんばりを知らないのです。

そして、ずんずんさん自身も

上司が何を求めているのか知らないのです。

それでは評価されるわけありません。

では上司は何を求めているのでしょうか。

それを知るのは簡単です。

上司に、聞けばいいのです。

自分がやっている業務について説明し、

これでいいのか、

そしてさらに何を求めているのか確認するのです。

そこでずんずんさんは思いました。

そんなの...恥ずかしいよう....////

なんという事でしょう。ずんずんさんは、

相手に自分の事どう思っているの?

と、聞くのが恥ずかしいのです。

思春期です。

ずんずんさんの中に中学2年生がいるのです。

それに、上司に、これでいいのか、なんて確認するなんて

凄く仕事のできない子みたい...

なんということでしょう。

人に評価されたい、よく見られたいくせに、

ずんずんさんは自分の事を知ってもらうのが恥ずかしいのです。

しかし、ずんずんさんは思いました。

ずんずんさんはもう中学2年生ではありません。

れっきとした社会人で、地主大家さんに家賃を払い、

自立して、日々生活をしているのです。

恥ずかしいなんて言ってられません。

もう!おら!あの雪深い実家には戻らないって決めたんだ!!

別に実家は雪国ではありませんが、

気持ち的にそうずんずんさんは思いました。

では、どうやって上司に「上司の期待」について聞けばいいのでしょうか?

ふむ、とずんずんさんが考えたところで次回に続きたいとおもいます☆