前回までのあらすじ
藤沢数希てんてーの新刊「僕愛」を読んだ私は謎の衝動に駆られストナンに出ることにした。ちなみにストナンとはストリートでナンパのことである。
ここは、アジアの金融の中心地シンガポール。
犬も歩けばバンカーに当たるそんな場所です。
ストナンをするのには申し分もないのではないでしょうか。
しかしながら「僕愛」は男性向けに書かれているはずなのに、
なぜ女の私がストナンをしなければいけないのでしょうか
……。
もうそんなことはどうでもいいんですよ
大切なのはパッションなんですよ。
しかしながら、行きかうバンカーたちの群れを眺め私は思ったのです。
見ず知らずの他人に声を掛けて、連絡先聞けるぐらいのコミュ力があったら
今頃結婚してるよね
なんだかうまく言えないけど、
人生の不平等さにブチ切れしそうです。
そこで私は友人の言葉を思い出したのです。
ここで突如始まる回想シーン
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彼女の名前はナタリア、
ロシアから来た金髪美女で身長は180センチぐらいある。
彼女と私はコーチングのクラスで出会った。
私が彼女のコーチ、
彼女は私のクライアント
コーチングについてはめんどくさいのでこちらを読んでいただきたい。
ナタリアは今の夫とバーで会ったという。
彼女は言う
「バーで出会うなんて、とんでもないって思うでしょ?
そんなところで出会った人と結婚できるわけないって思うでしょ?
でもね、そんなことはないの。
あなたの心が開いていて、相手の心が開いていれば、
人と人とはつながることができるのよ
場所なんて関係ない」
それを聞いた私は思いました。
…いいこと言うやんけ、ナタリア…
でもお前の旦那ハーバードのMBAホルダーだから
なんとでも言えるよね
これが左官とかだったらどうするのよねえねえどうするのよ教えてよナタリア。
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脳内のエアナタリアに語りかけていた私ですが、意識をこの金融街へと戻してみました。
街を忙しく行きかう人たち、
そう、出会う場所なんて関係ない…
あなたの心が開いてさえいれば…
…………
……………………
…………………………………………よし
帰ろう!!
というわけでビール飲んで帰りました。
僕がストナンしようとすると、脳内で友人に語りかけてビールのんで帰る(Q.E.D)
しかしどうやったら彼氏ができるんでしょうね?
明日は人間関係の得点つけについて考えてみたいと思います。
つづく
☆☆☆お知らせ☆☆☆
僕愛もいいけどみんなずんずんさんの本も買うべきだと思うんだよね。うんうん。
外資系OLは見た! 世界一タフな職場を行き抜く人たちの仕事の習慣/KADOKAWA/中経出版
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