ずんずんのずんずん行こう!改!

日々のこころのあれこれじゃよ

自分のライフミッションを知ろう

こんにちは!ずんずんです。

人生には不思議なことに不思議がいっぱいです。

 

何をすればいいかわからない

どこにいけばいいのかわからない

なぜここにいるのかわからない。

 

ずんずんさんはキャリアや人間関係のコーチングを生業としていますが、こんなお悩みを一日にたくさん聞きます。

 

こんな悩みに囚われた時、人は座礁しちゃった船みたいに身動きができず、ただただ途方に暮れています。

そして、

「一体人生の何を間違っちゃったんだぁ」

といった気分で打ちひしがれているわけです。

 

私は解決方法を知っているので、

「オッケー、任しておけや」

みたいな感じで、話をききながらお茶をぐびぐび飲んでいます。

私のコーチングを対面で受けたことをある人は、常に私がお茶を注ぐの見ながら

「ずんずんさんちの急須はなぜそんなにこぼれるの?」

と思っていることでしょう。

話をちゃんと聞いてて、集中しているから手元がおぼつかないのです…。

 

さてはて、人生が座礁してしまったと感じてしまった時、私たちは考えることがあります。

それはライフミッションというものです。

ライフミッションとはその名の通り「人生の使命」でして、人生の使命なんて言うと大仰に聞こえるかもしれませんが、人はこの「人生でやるべきこと」を誰しも持っています。

このライフミッションは北極星のようなもので、旅人の道しるべになります。羅針盤を持ちながら迷いながらも私たちはそこに向かって歩いていくことになるのです。

 

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15歳ぐらいになるとこの人生の使命たるライフミッションに「きゅぴん!」と目覚めますが、その後すぐ忘れます。秒速で忘れます。なぜ忘れてしまうかと言いますと、受験だったり、就活だったり、仕事だったり、忙しい毎日に必死になってしまいすっかり忘れてしまうのです。忙しい毎日は私たちを殺していきます。同調圧力や世間体がやりたいことを殺し、忍耐力を削いでいきます。

 

同調圧力や世間体、慣習の奴隷になってしばらくたった時、

「あれ?何かおかしいぞ」

と気づくわけです。

そうすると、冒頭のようなお悩みとなって現れるのです。

 

このお悩みを解決する一つのカギとして、私と私の昔の友人の話をしていきたいと思います。

 

ちょっと昔の話になりますが、私の友人は日本でも有名な某外資系のIT企業で営業として働いておりました。

外資系の営業はご想像がつきますように、営業成績がかんばしくないと上司様から苛烈なご指導が入りまして、それがしばらく続くと、次の朝には自分の席がなくなっているようなこれまた苛烈な環境であります。

彼女は「もうこんな仕事をやめたい」と言いながらも続け、仕事のストレスから使いすぎたクレジットカードの返済に追われておりました。

そんな彼女は「私はもっと人を助ける仕事がしたい」とよく漏らしておりました。

稼いでは散在する資本主義の犬のような仕事をしていて、

「人を助ける仕事だと?言ってるねん」

と私は、彼女の大局的な生活ぶりに失笑していましたが、私も笑いごとではありませんでした。

私も長年会計系の仕事に就いておりましたが、この仕事が待ったく好きではなく、ストレス性の偏頭痛から毎日痛み止めを飲むような生活をしていたからです。 

彼女の「人を助ける仕事」の話はいつも聞いていた話ではありますが、その日私はなんとはなしに「なんで人を助ける仕事をしたいの?」と聞きました。

すると、彼女はあっけらんと、

「私は全身性エリテマトーデスでさ」

と言いました。

 

全身性エリテマトーデス…だと…?

 

いきなり友人に付け加わったステータスに私は困惑を隠せません。

なんでも全身性エリテマトーデスとは、免疫系の病気で難病指定にされており、全身の倦怠感や炎症が起こる病気とのことです。

目の前にいた人が難病を患っていたことに非常に驚いた私は「大丈夫なの?」と聞いたところ、彼女は「今はサプリを飲んでいるから大丈夫!」と答えました。

 

そのサプリ、万能かよ…?

 

私の動揺は隠せませんが、彼女は続けます。

 

今は大分よくなったけど、新卒で働きはじめた時は大分症状が悪かったらしく、飲んでいた薬の影響かわかりませんが、顔中、体中ニキビだらけだったそうです。

ニキビって嫌ですよね。女子なら誰でもあの忌々しいニキビの野郎が顔にできた時の絶望を分かってくれるはずです。

友人は働き始めてから、週末自分の母校である大学のキャリアセンターで、後輩の就活相談にのるというボランティアをしていました。彼女はこのボランティアが好きでしたがこの日だけは調子がちがいました。

 大学に向かうまでの道は交通量が多く、彼女は駅を降りてその道を歩いて大学に向かいながら「このまま道路に飛び込んだら楽になれるかもしれない…」とぼうっと考えていたのです。

というのも、彼女は新卒から営業の仕事をしていましたが、ニキビのせいで自信が持てず営業成績は散々で、金曜日の夜に上司にどやされたばかりでした。

大学のキャリアセンターについて、パイプ椅子に座ってからも上司からどやされた言葉が忘れられず、彼女はどんよりとした顔をしていました。キャリアセンターで後輩に進路指導をする立場なのに、仕事をやめようかどうか考えて今にも泣きそう顔をしていたのです。

その時でした。

うつむいている彼女に誰かがすっとペットポトルのお茶を差し出しました。

彼女が顔を上げると、そこには後輩の姿がありました。彼女は彼をキャリアセンターで1回見た事がありますが、名前も知りませんし、話したこともありませんでした。

彼は「どうぞ」と言いました。

えっと彼女は驚きました。見ず知らずの人がなぜ彼女にお茶をくれるのか良く分からなかったからです。彼女は驚いたまま

「なんでお茶くれるの?」

と聞きました。

「いや、良く分からないけどあなたが泣きそうな顔をしているから」

と彼は答えました。

その時、彼女はポロポロと泣き出してしまったのです。

見ず知らずの人が、何も関わりがないのに、自分が泣きそうな顔をしていただけで気にかけてくれたのが、わけもわからず感動したというのです。

その後、彼女はスイッチが入れ替わったように、治療をがんばり症状も落ち着き、魔法のサプリ(?)も手に入れ、ニキビも大分良くなったというのです。

その時お茶をくれた彼とは今でも友達だと言います。

 

その話を聞いた私は、

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こんな気分になりました。

 

彼女はその時の経験があって、見てくれる人がいるのはなんてありがたいんだろう、そしていつか自分も彼のように泣きそうな顔をしている人にお茶をあげれる人になりたいんだといいました。

 

このキラっとした思い出こそが彼女のライフミッションにつながっているのではないかと当時の私は感じたのでした。

 

ライフミッションは美しい思い出の中にあります。わけもわからず心が揺り動かされた原体験の中に眠っているのです。

 

ライフミッションが分かっていても私の友人はなぜその道に進むことができないのでしょうか。クレジットカードの返済のためでしょうか。

 

ライフミッションがわかったとしても、そこに進むには容易なことではありません。

先ほど言ったような同調圧力や世間体、慣習がすごい勢いで追いかけてきて、あなたを羽交い絞めにします。そうした時、私たちの目は曇り、自分のことだけを考えるようになります。

不思議なことに、自分の事だけを考えていると、どうしてだかすべてがうまくいかなくなりますよね。最初のうちはいいけれど、だんだんと歯車が回らなくなって、やがてすべての歯車が外れはじめるのです。

外れ始めたら、修復するのがえらい大変なわけです…。

 

このゴールデンウィークは自分が心を動かされた思い出を掘り起こしてみるのもいいかもしれません。

そこにあなたの北極星が隠れているはずです(⌒∇⌒)

 

 

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