こんにちは!ずんずんです。
新コロちゃん(?)の影響で在宅勤務の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
氷河期・ロスジェネからすると、
この空気感…!
知ってるぜ…!
とビリビリしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こんな試算も出ているそうで…
7つの中の最善のシナリオであっても世界のGDPは2.4兆ドル(約254兆円)も失われることとなり、最悪のシナリオでは世界のGDPは9兆ドル(約954兆円)も失われるという。
えっ!えらいこっちゃー!!と言った気分になりますよね。
リーマンショック、東日本大震災を越えた身としてはこんなことを思い出します。
不況のインパクトってすぐには来ず、3ヶ月後も前と変わらないんだけど、半年後から世界線が変わっていくのをよく覚えている.....
— ずんずんのずんずんいこう(╹◡╹)@新刊でたよ (@zunzun428) March 9, 2020
しかも、アフリカではバッタが大発生して、穀物を食い荒らし、アフリカから中国へ向かっているという…。
疫病が蔓延し、バッタが穀物を食べ荒らす…あたかも世紀末を思わす様相です。
といっても、どんな状況になっても自分ができることをやっていくしかないんですけどね。
そんなことを考えていたらバッタ繋がり(?)でこんな本を読みました。
昆虫学者を目指すバッタ博士が単身アフリカのモーリタニアにわたり、バッタの研究をするという体験記なのですが…ツイッターで話題になっていたのでご存じの方もいらっしゃるかと思います。
この本が本当に面白い…ちょっとまえがきを引用させていただきましょう。
変な人だ…。
としか思えない軽快な文章で、バッタ博士のモーリタニアでの悪戦苦闘が描かれています。
ただの面白エッセイと思いきや、この本はとんでもない自己啓発本だったのですね…。
バッタ博士は、バッタの研究をしにアフリカに来たというのに記録的な干ばつでバッタが居なくなるという災難に襲われます。貯金もあとわずか、研究費も残り少ない…1年で成果を出なかったらどこにも就職できず昆虫学者になる夢も途絶えてしまうかもしれない…。
そんな時、バッタ博士はこんな風に思います。
これを読んだとき、バッタ博士に陥った苦境がまさに
「孟子やん!!!」
と思ったわけです。
孟子は中国の儒教のなんかです(うろ)。そんな偉い孟子様はこんなことを言っています。
「天のまさに大任をこの人に降くださんとするや、必ずまずその心志しんしを苦しめ、その筋骨を労し、その体膚たいふを餓えしめ、その身を空乏くうぼうにし、行いにはその為すところを仏乱ふつらんす。心を動かし、性を忍び、そのよくせざるところを曽益ぞうえきするゆえんなり」
(訳)天が人に重大な任務を与えようとするときには、必ずまずその人の精神を苦しめ、その筋骨を疲れさせ、その肉体を飢え苦しませ、その行動を失敗ばかりさせて、空回りするような大苦境に陥らせるものである。それは、天がその人のこころを鍛え、忍耐力を増大させ、大任を負わせるに足る人物に育てようとしているからである。
何かを行おうとしたとき、最初は結構絶好調だったりします。
色んな縁がつながって、うまくいってる…俺!時流に乗ってる~!みたいな万能感にあふれます。
でもその絶好調って長くは続かなくて、すぐ苦境が訪れるんですね。
えっ!と思う失敗が続き、お金が入ってこなくなり、人が離れていき、
「ちょっと前まで絶好調だったのに…一体これはなに?(涙目)」
みたいなことが起こります。
そうすると、自分が惨めで惨めでしょうがなく、
「もう今やっていることなんてやめようかな…」
と思ってしまいます。実際、止めてしまう人も多いかもしれません。
この苦境はもしかしたら年単位で続くかもしれません。
しかしそれは孟子の言ったように天からの与えられた試練なのかもしれません。
本当にやりたいことがあるならば、諦めずチャンスをつかむための準備をする…それこそが苦境時に行うことなのでしょう。
人は悲しみの中、目覚めることがあります。目覚めとは、自分が次のステージに行くための気づきです。本当だったら悲しみの中、目覚めたくないんですが…( ;∀;)
これからもしかしたら、恐慌や不況が訪れ、とんでもない苦境に襲われることもあるかもしれません。
しかしそれはあなたが大任に負うにふさわしい人物に育てるための試練なのかもしれませんよ!
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