ずんずんのずんずん行こう!改!

日々のこころのあれこれじゃよ

毒親育子の克服 第二話 もしかして私の親って…毒親~!?

【前回までのあらすじ】

生きづらい30代独身女性、毒親育子のもとにインターネットの妖精ずんずんがあらわれ、同居することになった(なにこれ…)

 

 第一話はこちら↓

zunzun428blog.hatenablog.com

 

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 

 

それは日曜日の午後のことでした。

彼氏がいるんだけど、いないようなものの育子は、仕事が休みのこの日、ネットフリックスを見ながら、まどろんでいました。

 

ちなみに今、ネトフリでおススメの海外ドラマはこちらです。

www.netflix.com

 

いいから見て(語彙力の少ないオタク)

 

本当なら気持ちいい日曜日の午後のお昼寝のはずですが、育子はうなされていました。

育子は妖精ずんずんの夢を見ていたのです。

 

妖精ずんずんとは、突如スマホから現れたインターネットの妖精です。

 

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生きづらい30代独身女性をハッピーにするために現れたらしいのですが…

 

「誰が生きづらい30代独身女性じゃい…」

 

育子は歯ぎしりしながら寝ていました。

 

その時です。スマホがぶるぶるっと震え、育子は目を覚ましました。

見てみると母親からの着信です。

育子はうんざりするようなため息をつくと、電話に出ました。

 

「あっ。育子ちゃん?元気してる~?」

「……」

 

前回の電話でガチャ切りしたのですが、母親はそんなことなかったように話してきます。

 

半沢直樹観てる?もうものすごい面白いの。歌舞伎役者が多いから…」

「観てないし、興味ない」

 

育子はあっさりと言い切りました。

 

「え、そうなの?でもこれがすっごく面白いの…」

 

育子の話を聞かず、母親はどんどんとドラマの話を続けます。「もう切るよ」と育子が言って電話を切るまで30分間母親はドラマの話をしていました。

 

「しんど…」

 

育子はまた、はぁっと深いため息をつきました。

 

「ちゃんとお母さんの話聞いてて偉いわね~」

「!?」

 

育子が驚いて振り向くと、そこにはポテチをむちゃむちゃと食べる妖精ずんずんの姿がありました。

 

「あっ、あんた!何勝手に人のお菓子食べてるのよ!」

「気にしない、気にしない。妖精の栄養は、油と砂糖でできてるのよ~」

「デブ度の高い妖精ね…」

「それにしてもお母さんのクソくだらねぇ話に付き合ってあげてて偉いね」

「……」

 

育子はしかめっつらをしました。

 

「付き合いたくて付き合ってるんじゃないわよ。お母さんには友達がいないの。私が話を聞いてあげないと、今度はずーっと愚痴か誰かの悪口になるのよ。本当にうんざり。お母さんは自立せず文句ばっかりでヒステリーばっかり」

「ふーん」

 

ずんずんは手についた海苔塩をペロリと舐めました。

 

「お母さんが自立してないから、育子は仕事がんばってるんだね」

 

うっと育子は息をのみました。

 

「そうよ。お母さんはパートで働いてて、自分は経済力がないからお父さんと離婚できないって、私が子供のころからずーーーーーーーーーーーーーっと言ってるの。何十年もよ?その間に仕事を見つけてちゃんと働いてたら今頃自立だってできてるのに」

「まあそうだねぇ。んじゃ、育子のお父さんってどんな人?」

「え?」

 

突然父親のことを聞かれて、育子はピタリと止まりました。

 

「どんな人って言われても…お父さんはいつも仕事ばっかりであんまり家にいなかったし…。いても不機嫌そうにテレビみてて…。中学生ぐらいからほとんど話してないからよくわかんない」

「じゃあ育子がお父さんのことを知らないように、お父さんも育子のことを知らないんだね」

「……そうだと思うよ」

 

こ、こいつ、嫌な事言う~!

 

と育子は内心思いました。

 

「お父さんは家族に興味ないんだと思うよ」

「…ふーん…。育子の親って、毒親じゃね?

毒親?」

 

聞きなれない言葉に育子はきょとんとしました。

 

毒親ってなにそれ」

「ボーっと生きてんじゃねぇ!!!」

「わああ!?」

 

ずんずんの顔が突然大きくなって叫びだしました。

 

「な、なに!?今の!?」

毒親も知らないなんてずんずんちゃんに叱られるぞ!

「そ、そんなこと言われても知らないものは知らないわよ」

「ちょっとウキペディア読んでみ!」

「え?ウキペディア?」

 

ja.wikipedia.org

 

育子はずんずんに促されるまま毒親のウキペディアを読み始めました。

「な…なにこれ…まとめた人の並々ならぬ情熱を感じるわ…」

「相当熱意ある人が書きこんでくれたのね…サンキューウキペディアンよ」

ずんずんは、うんうんとうなづきました。

 

育子がウキペディアの毒親の記事を読み進んでいくと…

 

毒親は「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」を指す言葉

普通の親とは異なる親の存在として、「ところが世の中には、子供に対するネガティブな行動パターンが執拗に継続し、それが子どもの人生を支配するようになってしまう親がたくさんいる」 

毒親」に関する多くの議論の共通点は母親の「自己愛」問題であり、「子育てという親子の相互作用において、子どもを愛でる「対象愛」よりも「自己愛」に偏重し、自分の必要や情緒的ニーズを満たすことを常に優先する関与によって、子どもを傷つけていく」

 

ズサズサと言葉が刺さっていきます。

「ふ、ふえぇぇ…。ウキペディアすげぇ…」

育子は震えました。

 

特に、母親の自己愛のところが非常に育子に刺さりました。

いつも育子のお母さんは自分のことばかりで、育子のことは全然考えていないように思えます。

 ここで、はて?と育子は思いました。

 

うちの親って毒親なんだろうか?

 

育子はずっとお母さんのことが気になっています。

仕事をしているとき、していないときも、もしかしたら毎日のようにお母さんのことを考えているかもしれません。

 

お母さんからの毎週のようにかかってくる電話

 

『経済力がないから離婚できない』

『あなたが大学出るまでに2千万円かかったのよ』

『あなたは私みたいになっちゃだめよ』

 

幼少期から言われてきた言葉が頭の中で響きます。

 

お母さんは気に入らないことがあるといつもヒステリーを起こし、お母さんの気分次第で、育子と育子の兄弟はいつも怒鳴られていました。

そんなお母さんを見るとお父さんは部屋にとじこもります。

 

家族のことを考えると育子は嵐の中にいるような気分になるのです。 

家族に対して強い怒りがあって、これがなんなのかよくわかりません。

でも一つ言えるのは、ほかの人を見ているとみんな家族が仲良く楽しそうで、どうしてうちの家族は違うのだろう?と育子はいつも思っていました。

 

育子は感情的なお母さんが大嫌いでした。

 

でもお母さんの電話にキレて切る自分は、自分が嫌っていた感情的なお母さんそのものではないでしょうか。

鏡を見れば、そこに映る自分の顔は年々お母さんに似てくるのです。

 

はあ…と育子はしょんぼりしました。

 「でも、30すぎて親のこと気にしてるって変じゃない?

「うん、そうだね」

ずんずんはあっさり言いました。

「ひど!普通『そんなことないよ』とか言うもんよ!」

「ごめんごめん。妖精界には忖度という言葉がなくて…。でもさぁ、全ての親が子供に協力的で素晴らしかったら、全ての人が成功してるじゃん?育子の親はたまたまそうじゃなかったってだけだよ」

「……そうだね」

育子はちょっとしんみりしました。

「でもまあ、大体の親御さんは子供に協力的で、お前を育てるのにいくらかかったとか言わないんだけど

「えっ!さりげなくちょっとショッキングなことを言わなかった?!みんな言わないの!?

「HAHAHA☆言わないよ〜育子のお母さんは相当やべぇよ

「ええ!?うちの親ってそんなにやばかったの!?」

育子はずんずんの肩を掴んでぶんぶん振りました。

「やばいよS級妖怪並だよ」

「S級…?」

 

しまった。

幽遊白書を見てなかった世代か。

とおもってずんずんは咳払いをしました。

 

「まあ、親は毒親だったかもしれないけど、それはそれでしょうがないんだよ。未来をどうしたいかだよ」

「未来をどうしたいか…?」

うーんと育子は考えこみました。

「うーん…もっと自分に自信が欲しいかな」

「自信って?」

「なんていうか…わたしってすごいコンプレックスが強くって…。絶対負けたくないって思うのと同時に、自分なんか全然できないって思うことが多いんだよね。こないだも同僚が出世して、悔しくて悔しくて…」

「ふ〜ん。劣等感が強いんだね」

「ちょ…言葉を選びなさいよ…」

「妖精界には忖度という言葉が(ry)。いつからそんな風に、自分ができないって思うようになったの?」

「え…うーん…小学生の時ぐらいかなぁ…」

育子は思い返しました。

「私にはお兄ちゃんがいるんだけど、お兄ちゃんがすごい勉強できてね。お母さんがいつも私とお兄ちゃんを比べてたの」

 

あれ?また私、お母さんの話をしているな?

 

と育子は感じました。

「ふ〜ん。ちょっとその話詳しく教えてよ」

「あ、うん…」

育子は自分の小さい頃の話をしはじめたのでした。

 

次回『劣等感の出処」に続く!

 

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

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