ずんずんのずんずん行こう!改!

日々のこころのあれこれじゃよ

毒親育子の克服 第三話 劣等感の出どころ

【前回までのあらすじ】

生きづらい30代独身女性、毒親育子のもとにインターネットの妖精ずんずんがあらわれ、同居することになった(?)育子は「もしかして私の母親って毒親〜!?」と気づきつつあるのだった…。

 

第1話

毒親育子の克服 第一話 人生の八項目 - ずんずんのずんずん行こう!改!

第2話

毒親育子の克服 第二話 もしかして私の親って…毒親~!? - ずんずんのずんずん行こう!改!

 

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆  

 

育子はいつも自分のことが、頭が悪いと思っています。

 

できがわるくて、物覚えが悪く、要領も悪くて、愛想もない…

だから人一倍頑張らなきゃいけないってそう思っていました。

 

しかし、もしかしたらこれは、自分が思っていたというよりも、母親が言っていたことかもしれません。

 

育子には兄がいました。兄の名前は毒親モラ雄といいます。

兄は非常に優秀で、街の神童と言われていました。

 

母は何かにつけてこの兄と育子を比べていました。

 

「お兄ちゃんに比べて、育子は本当に頭が悪くて…」

 

物心ついた時から、母親は何度も誰かにそう言っていたのを育子は見てきまいた。

 

確かに、いくら勉強しても兄にはかないませんでした。

 

兄のテストの点数がよければ、晩御飯はステーキがでました。

育子のテストの点数が悪ければ、育子は晩御飯を抜かれました。

 

そんな時はいつも、お腹が減って惨めで、育子は部屋の布団にもぐると

 

いつか見返してやる

 

と思って、一人泣いていました。

 

ずんずんに話していくうちに、育子は自分が泣いていることに気が付きました。あの頃のことを思い出すと、育子は今でも泣いてしまうのです。

育子は気まずそうに涙を拭いました。

 

そんな育子を見ると、ずんずんは冷凍庫からパピコを取り出し、

 

「食べ」

 

と半分に割って、育子に渡しました。

 

「ありがとう…」

 

受け取ったパピコはひんやりとしていました。

 

パピコは二人で食べるためにあるのよ」

「買ったのは私だけどね…」

 

ふふっと笑いながら、育子はずんずんと一緒にパピコをぱくりとくわえました。

f:id:zunzun428blog:20200906205154p:plain

「育子の心のどこかがまだ子供のままでいるんだね」

パピコをチューチューしながら、ずんずんがそう言いました。

「子供のまま?」

育子はきょとんとしました。

「人は、過去から現在、未来へと進むもんじゃん?」

「まあそうだね」

「でも多くの人は、過去にとらわれ、未来を憂うの。だから現在にいるにもかかわらず、心は過去や未来を行ったりきたりして、現在の今にいないの」

「……」

「育子の心のどこかはずっと子供の頃のままでいるんだよ」

「子供のまま……そうだよね。もういい歳なのに、まだ小学生ぐらいの頃のことで泣いちゃうなんて変だよね」

「変じゃないよ」

「え?」

「だってお母さんにひどいことされたんじゃん?泣いていいよ」

 

ひどいこと…。

 

なんだか、育子は目から鱗が落ちるような気がしました。

不思議な感覚です。

ずっと、どうしてお母さんはなんでこんなことをするんだろう?と思っていました。こうして他人から(妖精だけど)、ひどいことをされていたと言われると、なんだかスッと腹に落ちるものありました。

 

「やっぱりひどいことされてたよね?」

「されてたよ〜。泣いちゃうよ」

「そっか〜そうなんだ〜」

なんだか育子はスッと心が軽くなるのを感じました。

「でも、私は育子が頭が悪いとかそんな風には思わないだけどな〜」

「そうかな?でもお兄ちゃんの方がずっと頭がいいのよ」

「お兄ちゃんは何をしてる人なの?」

「お兄ちゃんは、東大行って大学在学中に司法試験を受かって、今は弁護士をやってるよ

「す、すげぇな…」

「すごいのよ…」

育子はシュンっとうなだれました。

「でも、それってお兄ちゃんは頭がいいっていうより、勉強ができる人なんじゃない?」

「勉強ができる人?」

育子は首をかしげました。

「勉強できる人が、頭がいい人なんじゃないの?」

「それは頭がいい人ではあるけど、処理能力の高い人だよ」

「処理能力の高い人??」

なんだか頭の上にたくさんクエッションマークが浮かんできます。そんな育子をみて、ずんずんはえいやっとステックを振りました。

 

「頭がいい人というのは4種類あるの」

 

ぽわんと文字が宙に浮かびます。

 

処理能力の早い人

②新しいことに心を開ける人

③決断できる人

「賢さ」について盲信しない人 

 

「最初の①の処理能力の早い人というのは、必要な情報収集や正確な処理(判断)が正確な人をいうの。記憶力が優れている人もそうだよね。だから学校の成績が良かった人っていうのは、正確な処理能力を持った記憶力と継続力があった人に過ぎないよね。育子のお兄ちゃんはつまり、この処理能力の早い人だよ」

「まあ…そう言われればそうかな?この②新しいことに心を開ける人って?」

「例えば、新しいサービスが出た時、なんか楽しそう!ってすぐに試せる人のことだよ。だいたいの人は新しいサービスがでたら批判的で『なんか嫌だな』『なんか怖いな』で利用しないじゃん?それと同じで新しい場所にすぐ行けて新しい人に会うのに躊躇しない人って賢い人だと言えるよ」

「なるほどね〜?そういう意味だと私はこの点はお兄ちゃんより賢いって言えるかも?お兄ちゃんは保守的だからね」

「いいじゃん〜。③の決断できる人っていうのは、人っていつもアレがいいのかな〜これがいいのかな〜って迷っているじゃん?そういう心理的葛藤がなく即断即決できる人をいうの」

「むむむ…これは難しいかも…。④の賢さについて盲信しない人ってどういうこと?」

「例えばさ、学歴とか働いてる会社がすごいとその人すごい!みたいな感じになっちゃうじゃん?それってその人自身を見ずに表層的な『賢さ』を信仰している状態よ。そうじゃなくて、ちゃんとフラットにその人自身や物事を見れるかっていうのが賢さなんじゃないかな」

「うう…そういわれると、私はまさに賢さを盲信している状態かも…。学歴が高いとすごい、収入が高いとすごいみたいな…。というか私の家族全員そうかも…」

「まとめると、賢い人って、処理能力が高くて、新しいものを積極的に受け入れ、即断即決できて、物事をフラットに見れる人っていえるね〜」

「め…めっちゃ賢そう…」

はあっと育子はため息をつきました。

「結局、私は処理能力って点ではどちらにしろお兄ちゃんより頭が悪いってことには変わらないわね」

「でもさ」

とずんずんは言いました。

「劣等感は人と自分を比べるから生まれてくるんだよ。自分は自分にしかなれないのに、どうして人と比べるの?」

「え…」

 

自分は自分にしかなれない?

 

育子は考えました。

 

どんなに他人と自分を比べたって他人にはなれないし…

自分は自分にしかなれないってどういうこと?

 

そもそも自分ってなんだ?

 

育子はくらくらしてきました。

実はこの物語は全50話で自分とは何者であるかまで差し迫る物語なのですが、ここでは育子の測り知らぬところであります。ちなみに全50話は適当に書きました。ごめんなさい、ごめんなさい…。

 

「はあ〜。なんか疲れちゃった。コンビニでなんか買ってこようかな」

考えつかれた育子はそう言ってのそっと立ち上がりました。

「おっ!いいね!週末の乱れた孤独な食生活!妖精的にはオールオッケーよ!」

ずんずんはぴょんっと育子の頭に乗っかりました。

「む、ムカつくわね〜。ちょっとあんたついて来るつもり?他の人にあんたの姿が見られたらどうするのよ」

「あ、その変は大丈夫〜。私は他の人には見えないんだよね」

「え…そうすると私は他人から見るとただただ虚空に向かって話しかけている人…?」

育子は青ざめるのでした。

 

育子が外にでるともう夕暮れ時でした。

私は今週一体何をしてたの…?

と考えると、ネットフリックを見てゴロゴロしていただけなので、育子はちょっと人生の生産性について考えて暗い気持ちになりました。

「あれ?」

と、コンビニに向う途中、見知った顔を見つけました。

「……」

育子よりも暗い顔で歩いているその人は、育子の兄の嫁、毒親依美だったのです。

 

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

毒親に悩まされてた幼少期がある方はずんずんさんのコーチングを受ければ楽になるかもよ!😊申し込みはこちら!↓

f:id:zunzun428blog:20190708205757p:plain 

コーチング体験漫画はこちら!

makinono.net

現在は、メール/LINEでのコーチングも受け付けております。

詳細はこちら↓

メール/LINEコーチング - ZUNZUNWEB

 

ずんずんさんはLINEをやっております。登録すると、ブログの更新&イベント情報が届きます。個別メッセージも送れるよ!(⌒∇⌒) 

 f:id:zunzun428blog:20190726165058p:plain