私の上司って怖いんですよね。
女性なんですけど怖いっていうか、人間味がないっていうかマシーン?
いつも論理的に人を激ツメして、その知性を最大限に使って痛いところをついてくる。
しかも彼女は秘密主義でして、プライベートで何をしてるか一切話さないんですよ。そのため、結婚してるかも不明で、そもそも何人かもわからない。
なにこれ怖い。
まあいいんですよ。会社なんて仕事をする場所ですから。
プライベートを明かさないのもきっとその人の仕事のスタイルなんですよ。
でもね、やっぱ私なんか甘ちゃんなんで、ちょっと人間味ほしいなあって思ってしまうんですよ。
それでですね、出落ち感満載なんですけど、最近
上司をオタサーの姫だと思うことしたんですよ。
オタサーの姫っていうのは、はてなキーワードによりますと、
男性の割合が多い文化系サークル(オタクが集まるようなサークル)に存在する数少ない女性メンバー。サークル内では希少な存在であるため、圧倒的美女でなくともオタク男性メンバーに姫扱いされることから「姫」の名を冠している。
ということでして、もうね、うちの上司はオタサーの姫なんですよ。
しかも、ちょっと中二病こじらせちゃって、秘密主義で力こそがすべてって考えてる
オタサーの姫なんですよ。
そう考えますとね、不思議なもので、私も姫に仕える豚の気分になってきまして、
ことあるごとに、
「いけない!姫の手を煩わせたら!」
とか
「姫!我々のような下賤の民のことはお気になさらず、お帰りになってください!」
って考えるようになったんですよ。
その結果、なんか激ツメされても
「姫…私のようなものにお声掛けをしていただいて…なんて尊い(号泣)」
みたいな感じになってきましたね。これはおすすめですよ。
そんなことを友人に言いましたら、彼女はベンチャー企業に勤めておりまして、
ちょっとワンマン社長の下で働いてるんですね。
そんな彼女は最近、
社長を金の持った坊ちゃまと考え、
自分を坊ちゃまに仕える執事
と考えるようになったらしいんです。
そうすると、たとえば何か社長が業者さんに失礼な態度を取った時とは、
今まで「わあ…うちの社長は最低だなあ…」ってイライラしていたのが
「全く…ぼっちゃま、そのような子供じみた真似はそろそろおやめ下さい(ふーやれやれ)」
って考えられるようになったそうなんです。
これってすごくないですか?
オフィスにいるのにゾルディック家の気分ですよ?
いいな!私も執事になりたい!って思ったんですけど、
しばらくはオタサーの姫に仕える女騎士って気持ちで頑張りたいと思います。
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