ちょっと昔の話なんですけど、
私はなんだか「圧倒的成長」をしなきゃいけないと思っていたんですよね。
そうしないと、お金が稼げなくなって、ご飯食べれなくなって、
死ぬ
って思っていました。
最近の私のブログは死亡率が高いのです。
でも餓死とか社会保障が完備されたジャパンにおいて、
ほとんどないわけなんですが、なぜかそんな恐怖に襲われていたんです。
なので、いつもその恐怖に追い立てられるように働いて、
お金を稼ぐために激務に走り、
そして、ここではもう「成長できない！」と感じてしまうと、
ぽーんっと転職することを繰り返してたんです。
しかし、転職はエネルギーがいるんや…。
ここで、そもそも「成長」ってなんだよって話ですが、
いや、だから…
圧倒的成長だって……
もうめちゃめちゃ会社に求められちゃって、転職市場の価値抜群で、誰も持っていないスキルをもってて、給料バリ高の部下もマネジメントしまくりなグローバルエリートを目指していたんですが、
もうこの時点で、あかんかんじですよね。
目指す先が漠然としています。
当時の自分を思い出し、眼球が虚無に満たされました。
目指す先が漠然としているからいつまでたってもゴールが見えないんですね。
ゴールが見えないからますます焦りだし、成果を求めてさまよいだすわけです
成長できないとご飯がたべれなくなって死ぬし、
その成長のゴールが見えない
つまりは出口のないラビリンスに陥っていたわけです。
いったいなんで、私がそんな圧倒的成長をしたかったかというと、
単純に
実家に戻りたくなかったからなんですね。
実家に戻らないためにはお金が稼げるようになりたかったんです。
なにかに追い立てられるように頑張りすぎてしまうには人それぞれ理由があります。
私のように実家に帰りたくなかったり、
お金がなくて惨めな思いをしたとかだったり、
バカにされたくないとか、
はたまたスーパーエリートになりたいという謎の願望があったり、
そんな思いが自分を突き動かしています。
でも、そんなことを気づかない人がほとんどで、
なんでか～なんでこんなことやってるのかな～
でも働かなきゃな～
って今日も見えない圧倒的成長の背中を追いかけているわけです。
でも、まあ若い頃はまだしも年をとっていくと馬力ってそんなに長く続かないわけで、
ヘロヘロになっちゃうんですね。
ヘロヘロになって苦しくて、つらくなったら人生を考えなおす時かもしれません。
……というわけで、
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