それは私が外銀に勤めていた時の事であった。私にはすげぇやべぇぐらい仕事ができない派遣さんがアシスタントとしてついていた。この派遣さんはすげぇやべぇぐらい仕事ができないのだが愛嬌が良く、上司のお気に入りであったために契約を切ることができないでいた。
この派遣さんのすげぇやべぇぐらい仕事ができない度は、
お願いしたことと全く違うことやっている
ぐらいのヤバさだった。
え…さっきまでの説明は一体なにを聞いていたの…?(震)と恐怖を感じる程度の仕事のできなさであった。
しかし私はこの派遣さんを使わなければいけなかった。ただでさえ仕事が多いのだ。派遣さんの分まで仕事をしていたら命が危うい…。
私は当初派遣さんが仕事ができないのは「自分の説明が下手なのかもしれない」と思い、マニュアルを作り、チェックシートを作りと頑張った。
しかし派遣さんは最初はマニュアルを見ているがだんだんと読まなくなり、チェックシートもやっていないのにチェックするタイプの恐るべき派遣さんだった。
現場猫系派遣だったのだ。
もうこの時点で私は派遣さんをモンキーレンチで殴ってもよかったのかもしれないが法治国家に住んでいる以上それはできなかった。私は考えた…一体どうしたら派遣さんは言った仕事を言った通りにやってくれるのか…。
そこで私は派遣さんの思考をトレースすることにした。
一体派遣さんはどこで間違うのか…。私は派遣さんを観察した。
派遣さんは私より年上であった。そして経験も実は私より長かった。
そして私は気が付いた。
「こいつ…説明の時、わかったふりをしてやがる…」
派遣さんは私より年上だったゆえに、プライドの高さからわからないことをわからないと言えなかったのだ。なので説明の途中もわかったふりして、意識を宇宙へと飛ばしていたのだ。つまりは聞いていなかった。現場猫と宇宙猫の合わせ技派遣であった。
そして聞いている振りはしているが理解はしていないので、今までの経験から頭の中で謎の合理化が行われ全然違う仕事をしはじめていたのだ…。
なので、私は派遣さんどこを理解していないのかを察してあげないといけなかった。そして、どこで意識が飛んだのか思考の飛躍も見つけてあげなければいけなくなった。
その結果、派遣さんは…。
別に全然仕事ができるようにはならなかった👼
しかも指摘すると不貞腐れるので、褒めまくることでお気持ちマネジメントもしなければいけなくなった。お気持ちマネジメントこそがマネジメントの真髄なのだ…。
しかし今思えばこの派遣さんは相当まともな方であった。世の中には指示しても仕事をしないタイプの人間がいるなんてこの時の私は知らなったのだ…。
数年後私はシンガポールで中国人のアシスタントを持ったのだが(続
この相手の思考がどこで飛躍するかを見る技(?)とお気持ちマネジメントは大分役にたったのである…。
そういえばオペレーションのマネージャーが部下のお気持ちマネジメントのために毎日ホールケーキを買っていましたわ☆彡
このぐらいやらないといけないのか…。
私とやべぇ部下の話、おしまい
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