私とお局様に愛されたい話 - ずんずんのずんずん行こう！改！

お局様はなぜ許される存在なのか…。世の中には仕事ができるお局様と仕事ができないお局様がいる。仕事ができないお局様はそのうち駆逐されることを願っている。
仕事ができるお局様というのが厄介なのだ…。

属人化しやすい仕事、そして仕事の抱え込み、そして世界から認められていないあたし....そういったコングロマリット(?)によってお局は発生すると私は考えている。お局様が一番仕事を知っているから彼女がいなくなったら仕事が回らない...局は何十年もかけてそういう環境を作り出してきたのだ。

この記事にも書いたが小綺麗な男でもない限りお局様には愛されない。

zunzun428blog.hatenablog.com

しかし私はお局様に仕事を教えてもらわなければいけない、そんな環境にいた...。

私がラッキーパンチで入社した外銀のファイナンスにはお局が2人いた。お局Aとお局Bは互いにいがみ合っていた。
2人は会議で怒鳴り合うこともよくあった。

そんな2人を見て私は

なぜ！？仕事なのに！？なぜそんなにいがみ合って仕事の進行を滞らせるの！？

と不思議でしょうがなかった。

私はお局AとBの両方から仕事を教わっていた。しかしAから仕事を教わればBはバインダーを投げつけ、Bから仕事を教わればAから立ち説教を食らう...。当時の私は「つらいよう( ；∀；)」ぐらいにしか考えてなかったが、思えばこれはAとBの覇権争いに巻き込まれていたのだ。
同時に私はAとBの仕事を引き継いでAとBを追い出すために採用された人材でもあった(これも当時は全く気付いていなかった)

そりゃあもう、ボッコボコにするよね...。
マンションの30年ローンの名にかけて若手は潰さなきゃね....号泣

私はお局様には愛されたいと考えていた...。

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愛されなくても毎日朝の30分の立ち説教されない身になりたい....しかしそのためには仕事ができるようにならなきゃいけないが2人は中々仕事を教えてくれない....そこで私は2人の「世界から認められていないあたし」部分ににじり寄ることにした

2人は不満の塊なのだ。長い事会社に捧げてきたというのに役職をもらえていない。（性格が原因である可能性は否めないが本人はそんなことは微塵も思っていない）

自己評価とアンバランスな会社からの評価
迫る定年
危ういポジション
子供の養育費に教育費...

こう考えるとお局の中は不安でいっぱいやないか！
私は驚愕した。

というわけでわたしはお局様たちに「私はあなたの理解者ですよ」というアトモスフィアを出すことにした。

私はまずAに取り入ることにした。Aの方が社歴が長く仕事をBより知っていた。お局攻略でまず知っていて欲しいのは、

最初に誰を攻略するか

である。一番影響力がある人間にまずは付くのだ。

私はAの信頼を得るためあらとあらゆる事をやった…Aの家庭生活での愚痴も聞き、労い、時として子供にお土産を私…結果としてAのマンションのローンの残債まで知る事ができた（なんでだ）どうでもいいがAの子供になんの恨みもないが就活とか失敗してて欲しい。

そしてAと近くなっていくとBが発狂し始めるので、今度はBのAに対する愚痴などを懸命に聞いていった。するとBのシャウトウする確率が減っていった。
ここであと１、２年も頑張れば私はお局の子飼いになれたかもしれない。しかし私はお局のようにはなりたくはなかった。

転職を迷っている人がいたらぜひ一度考えてみてほしい。
オフィスにいる上司や先輩が自分の未来の姿なのだ。

そんな自分になりたいか…

絶対ヤダァ！！！号泣

と思ったら、そこにあなたの未来はない。

結局私は違うチームの同僚が進めてくれた違う外銀の同じ職種に転職することができた。
マネージャーがチームミーティングで私が辞める旨を皆に伝えた。お局たちには直接伝えなかった。
Bがどこに転職するのか聞いてきたので愚かにも私は転職先の名前を言ってしまった。

すると秒でAにも伝わった。んもう…普段は仲が悪いのに、こんな時だけ連携するんだから…。
転職先は、正直、この会社よりも規模も名前も上であった。

知ってるか…人間マジで切れるとトイレの洗面台で顔を洗うんだぜ…。

私がトイレに行くとAが顔を洗っていた。そして、濡れた顔で私と鏡で目があった。Aは殺意の波動を持った瞳で

「今どんなお気持ちですか？」

と私に言った。

その後、怖すぎて正直記憶があまりない…。

「この裏切り者！」とか言われた気がする…。